SEO対策とは?仕組みと内部・外部・コンテンツ対策の基本と始め方

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ホームページを作ったものの、検索しても自社のサイトが見つからない、問い合わせにつながらないという悩みは、多くの中小企業に共通しています。その解決策としてよく挙がるのがSEO対策ですが、言葉の意味や取り組む範囲がわかりにくいと感じる方も多いのではないでしょうか。

ここでは、SEO対策とは何かを、Googleが公開している検索セントラルの情報をもとに整理します。検索エンジンの仕組みから、テクニカル・内部・コンテンツ・外部の4つの対策、やってはいけない施策、自社で始める手順までを順に見ていきます。

中澤 寛

Atkid 代表

中澤 寛

Atkid株式会社の代表として、ホームページ制作・SEO対策・Web広告運用などのWebマーケティングを統括。2014年の創業以来、自社事業でも集客から成約まで仮説検証を重ね、現場で再現できる施策をクライアントへ提供しています。

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目次

SEO対策とは何か

SEO対策とは、検索エンジンにページの内容を正しく理解してもらい、検索したユーザーに自社のページを見つけて選んでもらうための取り組みです。SEOは「Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)」の略で、Googleは検索エンジン最適化(SEO)スターターガイドの中で、SEOを「検索エンジンにコンテンツを理解させることで、ユーザーがサイトを見つけてアクセスすべきかどうかを判断できるようにする」ものと説明しています。

検索順位を上げること自体が目的ではなく、自社の商品やサービスを必要としている人に情報を届け、問い合わせや購入につなげることが本来の目的です。

検索エンジンの仕組み

Google検索は、大きく分けて次の3つの段階でページを検索結果に表示しています。

  1. クロール…クローラーと呼ばれるプログラムが、Web上のページを見つけて内容を取得する
  2. インデックス登録…取得したページの内容を分析し、Googleのデータベースに保存する
  3. 検索結果の表示…ユーザーが検索したときに、関連性の高い情報を返す

どれだけ良い内容のページでも、インデックスに登録されなければ検索結果には表示されず、内容を理解してもらうにはクロールできる状態であることが前提になります。SEO対策は、この3つの段階のそれぞれで、ページが正しく扱われるように整えることだと考えると全体像をつかみやすくなります。

検索広告との違い

検索結果には、自然検索の枠と、費用を払って表示する検索広告の枠があります。Googleは、クロールの頻度や掲載順位を上げるために金銭を受け取ることはないと説明しており、自然検索の順位はお金で買えるものではありません。

比較項目SEO対策(自然検索)検索広告
表示の仕組みページの内容と検索との関連性などで決まる広告費を払って掲載する
クリック時の費用かからない課金方式に応じて発生する
効果が出るまで数週間から数か月かかることがある審査通過後、配信条件を満たせば比較的短期間で表示できる
止めたときの影響作ったページは資産として残る出稿を止めると表示されなくなる

すぐに集客したい時期は広告、長く安定して集客したい場合はSEO対策というように、目的に応じて組み合わせるのが一般的です。

SEO対策の全体像は4つの領域に分けられる

SEO対策は、テクニカルSEO、内部対策、コンテンツSEO、外部対策の4つの領域に分けて考えると、何から手をつけるべきかを整理しやすくなります。分け方は解説する人によって多少異なりますが、どの施策も「検索エンジンに正しく理解され、ユーザーに選ばれるページにする」という目的は共通です。

領域主な内容目的
テクニカルSEOクロール・インデックスの管理、モバイル対応、表示速度ページが検索エンジンに読まれ、登録される状態にする
内部対策タイトル、見出し、内部リンク、URL、構造化データページの内容と構造を正しく伝える
コンテンツSEO検索意図に合った記事やサービスページの作成・改善ユーザーの疑問に答え、選ばれる理由をつくる
外部対策他サイトからのリンクや言及、ビジネス情報の発信サイトの存在と信頼を外部に広げる

以下では、それぞれの領域で押さえておきたい基本を、Googleの公式ドキュメントに沿って見ていきます。

テクニカルSEOの基本

テクニカルSEOの基本は、Googlebotがページにアクセスでき、ページが正常に表示され、インデックスに登録できる内容が含まれているという3つの技術要件を満たすことです。GoogleはGoogle検索の技術要件として、この3点を検索結果に表示されるための最低限の条件に挙げています。

  • Googlebotがrobots.txtなどでブロックされていない
  • ページが正常に機能し、HTTPステータスコード200を返している
  • テキストなど、インデックスに登録できるコンテンツが含まれている

あわせて確認したいのが、スマートフォンでの表示と表示速度です。Googleはスマートフォン用のクローラーで取得したモバイル版のコンテンツをインデックス登録とランキングに使うため、スマートフォンで見たときにパソコン版と同じ内容が載っていることが大切な前提になります。

表示速度などの使いやすさについては、GoogleのランキングシステムでCore Web Vitalsが使われています。ただし、スコアが良ければ上位表示が保証されるわけではないため、満点を目指すよりも、遅さや表示崩れでユーザーが離れていないかを確認する目的で活用しましょう。

サイトマップとrobots.txtの役割

サイトマップは、サイト内のページや動画などのファイルの情報と、それぞれの関係を検索エンジンに伝えるファイルです。Googleは、ページ数が多いサイトや、公開して間もなく外部からのリンクが少ないサイトでは、サイトマップが役に立つと説明しています。

一方、robots.txtはクローラーがアクセスしてよい範囲を伝えるためのファイルで、ページを検索結果に表示させないための仕組みではありません。検索結果に出したくないページにはnoindexを使うなど、目的に合った方法を選びましょう。

内部対策の基本

内部対策の基本は、タイトル・見出し・内部リンク・URLなどを整えて、ページごとの内容とサイト全体の構造を検索エンジンとユーザーにわかりやすく伝えることです。Googleの検索の基本事項でも、ユーザーが検索に使いそうな言葉を、ページのタイトルや主要な見出しなど目立つ場所に含めることが主要なベストプラクティスとして挙げられています。

  • タイトルは、ページごとに固有で、内容を正確かつ簡潔に表すものにする
  • メタディスクリプションは、ページごとに要点をまとめた説明文を用意する
  • 見出しで内容の区切りと流れがわかるようにする
  • 重要なページへ、サイト内の別ページから具体的なリンクテキストでリンクする
  • 画像には、画像と内容の関係を説明する代替テキストを付ける
  • 重複するページは、リダイレクトやcanonicalで代表のURLを伝える

一方、Googleはキーワードのメタタグを検索に使っていないと明言しているため、昔ながらの施策に時間をかけるより、タイトルや見出し、リンクの見直しを優先しましょう。具体的な確認項目は「SEOの内部対策チェックリスト」で詳しく紹介しています。

コンテンツSEOの基本

コンテンツSEOの基本は、検索する人が知りたいことに、正確で信頼できる情報で答えるページを作ることです。Googleは、検索エンジンでの順位を操作するためではなく、主にユーザーのために作られた「ユーザー第一のコンテンツ」を重視すると説明しています。

検索意図を考えてページを作る

同じキーワードでも、意味を知りたい人、比較したい人、すぐに依頼したい人では、求める情報が違います。狙うキーワードで実際に検索し、上位のページがどのような疑問に答えているかを確認したうえで、自社ならではの情報を加えてページを作ります。

文字数を増やすこと自体に意味はありません。Googleは、評価につながる理想的な文字数や最小・最大の文字数は存在しないとしています。

経験と専門性が伝わる情報を載せる

Googleは、経験・専門性・権威性・信頼性(E-E-A-T)を備えたコンテンツを見分けられる要素を評価に用いており、E-E-A-T自体は特定の順位決定要因ではないものの、なかでも信頼性が最も重要だとしています。自社で実際に対応した事例、現場でよく受ける質問への回答、料金や対応の流れなど、自社だからこそ書ける一次情報を載せることがポイントです。

あわせて、誰が書いた情報なのかがわかるように、著者や会社の情報を示しておきます。生成AIで文章を作る場合も、内容の正確さを人が確認し、ユーザーの役に立つページになっているかを見直しましょう。

AIによる検索への対応

Google検索では、AIが生成した回答とリンクを表示する「AIによる概要」や「AIモード」が提供されています。Googleは、これらのAI機能でもSEOのベストプラクティスが引き続き有効だとしており、コンテンツSEOの基本を押さえることがAI検索への対応にもつながります。

AIの回答で自社の情報を取り上げてもらうための考え方は「LLMOとは?」でまとめています。

外部対策の基本

外部対策の基本は、他のサイトから自然に紹介される価値のある情報を発信し、自社の存在を知ってもらう機会を増やすことです。Googleは、新しいページの発見のほとんどがリンクを通じて行われると説明しており、他サイトからのリンクはページを見つけてもらう経路にもなります。

ただし、検索順位を操作する目的でリンクを売買したり、過剰な相互リンクを行ったりすることは、Googleのスパムに関するポリシーでリンクスパムとして禁止されています。有料でリンクを集めるサービスには手を出さないようにしましょう。

  • 独自の調査結果や事例など、引用されやすい一次情報を発信する
  • 取引先や加盟団体のサイトに、正確な会社情報を掲載してもらう
  • Googleビジネスプロフィールなどに、正式名称・所在地・連絡先を統一して登録する
  • SNSやプレスリリースで、新しいサービスや記事を紹介する

Googleの検索の基本事項でも、サイトについての情報を発信し、関心を持つコミュニティと交流することが主要なベストプラクティスの一つに挙げられています。

SEO対策の始め方と成果が出るまでの期間

SEO対策は、Search Consoleで現状を確認し、目的とキーワードを決めてから、既存ページの改善と新しいページの追加を進める順番で始めます。Googleは、変更が反映されるまでに数時間から数か月かかることがあり、一般的には数週間待ってから効果を確認するよう勧めています。

  1. Search Consoleに登録し、インデックスの状況や検索での表示回数・クリック数を確認する
  2. 問い合わせや売上につなげたい商品・サービスを決め、関連するキーワードを洗い出す
  3. キーワードごとに対応するページを決め、タイトル・見出し・本文を見直す
  4. 足りない情報や、よく受ける質問に答えるページを追加する
  5. 数週間から数か月単位で、表示回数・クリック数・問い合わせの変化を確認し、改善を続ける

Search Consoleは、Google検索でのサイトのパフォーマンスを監視・管理・改善するのに役立つGoogleの無料サービスです。登録しなくても検索結果に表示されることはありますが、どのキーワードで表示されているかを確認できるため、最初に設定しておきましょう。

社内で手が回らない場合は外部の会社に依頼する方法もあり、費用の考え方は「SEO対策の費用相場」を参考にしてください。AtkidのSEO対策では、キーワード調査や競合分析、記事制作、内部リンク設計、構造化データや表示速度などの内部施策、GA4・Search Consoleを使った効果測定までを一貫して支援しています。

避けたいSEO対策

短期間で順位を上げようとする施策の中には、Googleのスパムに関するポリシーに反するものや、Googleがユーザー第一ではないコンテンツの兆候として挙げているものがあります。次のような施策は、自社で行う場合も外部に依頼する場合も避けましょう。

  • 検索順位を操作する目的で、ページにキーワードや数字を詰め込む
  • 検索順位の操作を主な目的として、生成AIなどで大量のページを作る
  • 順位を上げるためにリンクを買う、過剰な相互リンクを行う
  • 内容をほとんど変えずに、更新日だけを新しく見せる

外部の会社に依頼する際は、どのような施策を行うのかを事前に確認し、説明に納得できない手法を提案された場合は契約前に質問しておくと安心です。

よくある質問

SEO対策の効果はどれくらいで表れますか
変更の内容によって数時間で反映されるものもあれば、数か月かかるものもあります。Googleは、変更後は一般的に数週間待ってから効果を確認するよう勧めています。
Googleにお金を払えば検索順位を上げられますか
上げられません。Googleは、クロールの頻度や掲載順位を上げるために金銭を受け取ることはないと説明しています。検索結果に有料で表示したい場合は、検索広告という別の仕組みを使います。
記事は何文字以上書けばよいですか
決まった文字数はありません。Googleは、評価につながる理想的な文字数や、最小・最大の文字数は存在しないとしています。読者の疑問に過不足なく答えられる分量を目安にしましょう。
Search Consoleに登録しないと検索結果に表示されませんか
登録しなくても検索結果に表示されることはあります。ただし、Search Consoleを使うとインデックスの状況や検索での表示回数・クリック数を確認できるため、SEO対策に取り組むなら登録しておくのがおすすめです。
SEO対策は自社だけでも進められますか
基本的な対策は自社でも進められます。タイトルや見出しの見直し、Search Consoleでの状況確認、よくある質問に答えるページの追加などは、専門知識が少なくても始めやすい施策です。

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