SEO内部対策のチェックリスト|タイトル・見出し・内部リンクから速度まで

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SEOの内部対策は、自社のサイトの中だけで完結し、思い立ったその日から取り組める施策です。一方で、確認すべき項目が多く、何から見直せばよいのか迷ってしまうという声もよく聞かれます。

ここでは、SEOの内部対策で確認したいチェック項目を、Google検索セントラルで公開されている公式情報をもとに整理しました。クロールとインデックス、タイトルや見出し、内部リンク、構造化データ、表示速度とモバイル対応まで、項目ごとに確認方法と直し方をまとめています。

中澤 寛

Atkid 代表

中澤 寛

Atkid株式会社の代表として、ホームページ制作・SEO対策・Web広告運用などのWebマーケティングを統括。2014年の創業以来、自社事業でも集客から成約まで仮説検証を重ね、現場で再現できる施策をクライアントへ提供しています。

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目次

SEOの内部対策とは何か

SEOの内部対策とは、自社サイトの中の設定や構造、ページの書き方を整えて、検索エンジンにページを見つけてもらい、内容を正しく理解してもらうための施策です。他のサイトからのリンクや言及に関わる外部対策と違い、自社で管理できる範囲だけで進められる点が特徴です。

内部対策で見直す項目は、大きく3つのグループに分けられます。

グループ主なチェック項目目的
クロール・インデックスrobots.txt、noindex、サイトマップ、正規URL検索エンジンにページを見つけて登録してもらう
ページ内容の伝達タイトル、メタディスクリプション、見出し、内部リンク、URL、構造化データページの内容とサイトの構造を正しく伝える
ユーザー体験表示速度、モバイル対応、HTTPS、広告やポップアップ訪れた人が快適に情報を読めるようにする

SEO対策全体の中での内部対策の位置づけは「SEO対策とは?」で紹介しています。ここからは、グループごとに具体的なチェック項目を見ていきます。

クロールとインデックスのチェック項目

内部対策で最初に確認したいのは、Googlebotがページにアクセスでき、ページがインデックスに登録されているかどうかです。Googleは、Googlebotがブロックされていないこと、ページが正常に機能していること、インデックス登録可能なコンテンツが含まれていることの3点を、検索結果に表示されるための技術要件として挙げています。

インデックスの登録状況を確認する

Search ConsoleのURL検査ツールを使うと、Googleからページがどのように見えているか、インデックスに登録されているかを確認できます。簡易的には、Googleで「site:自社のドメイン」と検索し、自社のページが表示されるかどうかでも確認できます。

  • 重要なページがインデックスに登録されている
  • ページが正常に表示され、HTTPステータスコード200を返している
  • 主要な情報が画像だけでなくテキストで書かれている

robots.txtとnoindexの使い分けを確認する

robots.txtは、クローラーにアクセスしてよい範囲を伝えるファイルです。Googleはrobots.txtの説明ページで、robots.txtはページをGoogleに表示させないための仕組みではなく、検索結果に出したくないページにはnoindexを使うよう案内しています。

  • robots.txtで、検索結果に出したいページへのアクセスをブロックしていない
  • 検索結果に出したいページにnoindexが付いていない
  • テスト用や会員限定など、出したくないページにはnoindexやパスワード保護を使っている

サイトマップと正規URLを確認する

サイトマップは、サイト内のページの情報や関係を検索エンジンに伝えるファイルです。Googleは、ページ数が多いサイトや、公開して間もなく外部からのリンクが少ないサイトでは、特にサイトマップが役立つとしています。

同じ内容のページが複数のURLで表示される場合は、代表とするURLを伝えます。Googleの説明では、リダイレクトとrel="canonical"は強いシグナル、サイトマップへの記載は弱いシグナルとされており、複数の方法を組み合わせると代表のURLが検索結果に表示されやすくなります。

タイトル・見出し・本文のチェック項目

タイトル・見出し・本文のチェックで押さえるべきなのは、ページごとに固有の内容を、ユーザーが検索に使う言葉で、わかりやすく示せているかどうかです。Googleは検索の基本事項で、ユーザーが検索に使いそうな言葉を、ページのタイトルや主要な見出しなど目立つ場所に含めることを主要なベストプラクティスに挙げています。

タイトルとメタディスクリプション

Googleのタイトルリンクに関するドキュメントでは、すべてのページにtitle要素を設定し、ページの内容を簡潔かつ具体的に表すことが勧められています。検索結果のタイトルはtitle要素だけでなく見出しなどからも作られることがあるため、タイトルと見出しの内容をそろえておくことも大切なポイントです。

  • すべてのページにtitle要素があり、ページごとに異なる
  • 主なキーワードを含み、内容を正確に表している
  • 同じ言葉の繰り返しや、キーワードの詰め込みがない
  • メタディスクリプションがページごとに用意され、要点がまとまっている

検索結果に表示される説明文(スニペット)は主にページの本文から作られ、メタディスクリプションが使われることもあります。Googleはメタディスクリプションの長さに制限はないとしていますが、端末の幅に合わせて省略されることがあるため、要点は前半に書いておきましょう。

見出しと本文

見出しは、読者が内容の流れをつかむための目印です。Googleは、見出しが意味的な順番で使われていなくてもGoogle検索にとっては問題ないとしていますが、順番どおりの見出しはスクリーンリーダーの利用者に役立つため、内容の階層に合わせて使います。

  • 見出しを読むだけで、ページの内容の流れがわかる
  • 見出しの直後に、その見出しへの答えが書かれている
  • キーワードを不自然に詰め込んでいない
  • 画像には、画像と内容の関係を説明する代替テキストが付いている

なお、Googleはキーワードのメタタグを検索に使っていないと明言しており、評価につながる理想的な文字数もないとしています。文字数や古い設定項目より、読者の疑問に答えられているかを優先して見直しましょう。

内部リンクとURLのチェック項目

内部リンクで最も重要なチェック項目は、検索結果に表示させたいすべてのページに、サイト内の別のページから、内容が伝わるリンクテキストでリンクが張られていることです。Googleはリンクに関するベストプラクティスで、関心のあるすべてのページに、同じサイト上の少なくとも1つ以上の別のページからリンクを張ることを勧めています。

  • リンクがhref属性を持つaタグで書かれている(Googleがリンク先を確実に抽出できる推奨形式)
  • リンクテキストが「こちら」「詳細」ではなく、リンク先の内容がわかる言葉になっている
  • どこからもリンクされていないページがない
  • 関連する記事やサービスページ同士がリンクでつながっている
  • パンくずリストで、ページがサイトのどの階層にあるかがわかる

URLについては、長いID番号ではなく意味のある単語を使い、単語の区切りにはアンダースコアではなくハイフンを使うことがGoogleのURL構造に関するガイドで勧められています。ただし、公開済みのURLを変える場合は旧URLからのリダイレクト設定が必要になるため、既存ページは無理に変えず、新しく作るページから整えるのが安全です。

構造化データのチェック項目

構造化データのチェック項目は、ページの種類に合った形式を選んでいること、本文の内容と一致していること、エラーなく記述されていることの3点です。構造化データは、ページの情報を検索エンジンが理解しやすい形に標準化したデータ形式で、Googleはほとんどの場合にJSON-LDでの記述を推奨しています。

  • 会社情報、記事、パンくずリストなど、ページの種類に合った構造化データを使っている
  • 構造化データの内容が、ページ上に表示されている内容と一致している
  • リッチリザルトテストでエラーが出ていない
  • Search Consoleの拡張レポートで、エラーや警告が増えていない

構造化データを入れても、リッチリザルトとして表示されることが約束されるわけではありません。よくある質問のリッチリザルトは2026年5月にGoogle検索での表示が終了しているため、Googleの構造化データの一覧で、現在サポートされている種類を確認してから実装しましょう。

表示速度とモバイル対応のチェック項目

表示速度とモバイル対応のチェック項目は、Core Web Vitalsの3つの指標が良好の目安に収まっていることと、スマートフォンでもパソコン版と同じ内容が表示されていることです。GoogleのランキングシステムではCore Web Vitalsが使われており、Googleはスマートフォン用クローラーで取得したモバイル版のコンテンツをインデックス登録とランキングに使っています。

指標測っていること良好の目安
LCP(Largest Contentful Paint)主要なコンテンツが表示されるまでの時間2.5秒以内
INP(Interaction to Next Paint)操作に対する反応の速さ200ミリ秒以下
CLS(Cumulative Layout Shift)表示中のレイアウトのずれ0.1以下

この目安はweb.devで示されているもので、モバイルとパソコンそれぞれのページ読み込みの75パーセンタイルで判定します。Googleは、良いスコアが上位表示を保証するわけではなく、SEOのためだけに満点を目指すのは有効な時間の使い方ではないとも説明しています。

  • Search ConsoleのCore Web Vitalsレポートで「不良」のURLがない
  • スマートフォンで見たときに、パソコン版と同じ内容が載っている
  • ページがHTTPSで配信されている
  • 本文を覆うポップアップや、本文の邪魔になるほどの広告がない

内部対策を進める手順

内部対策は、Search Consoleでの現状確認、重要なページの修正、効果の確認という順番で、影響の大きいページから進めます。すべての項目を一度に直そうとせず、問い合わせや売上につながるページから優先して見直すと、限られた時間でも成果につなげやすくなります。

チェック項目確認に使えるもの見るポイント
インデックスの登録状況Search ConsoleのURL検査ツール、site:検索重要なページが登録されているか
robots.txtとnoindexrobots.txtファイル、ページのソース出したいページをブロックしていないか
タイトルと見出しブラウザのタブ表示、ページのソースページごとに固有で、内容を表しているか
内部リンクサイトのメニュー、関連ページのリンクどこからもリンクされていないページがないか
構造化データリッチリザルトテストエラーがなく、本文と一致しているか
表示速度とモバイル対応Search ConsoleのCore Web Vitalsレポート、スマートフォンでの実機確認指標が良好の目安に収まっているか

確認の結果、問題が見つかったページから次の手順で直していきます。

  1. Search Consoleで、インデックスに登録されていないページやエラーを確認する
  2. サービスページや問い合わせの多いページなど、重要なページを洗い出す
  3. 重要なページのタイトル、メタディスクリプション、見出しを見直す
  4. 関連するページ同士の内部リンクを追加し、リンクテキストを具体的にする
  5. 構造化データ、表示速度、モバイル表示をツールで確認して修正する
  6. 数週間待ってから、表示回数・クリック数・掲載順位の変化を確認する

内部対策で整えた土台は、AIによる概要などAIを使った検索機能でも生かされます。Googleは、AI機能でもSEOのベストプラクティスが引き続き有効だと説明しており、AI検索への対応の考え方は「LLMOとは?」でまとめています。

社内で対応が難しい場合は、専門の会社に相談する方法もあります。AtkidのSEO対策では、構造化データ・サイト速度・モバイル最適化などの内部施策や内部リンク設計に加え、GA4やSearch Consoleを使った効果測定と改善まで支援しています。

よくある質問

内部対策と外部対策はどちらを先に行うべきですか
自社で管理できる内部対策から始めるのがおすすめです。ページがインデックスに登録され、内容が正しく伝わる状態になっていなければ、外部から紹介されても検索結果での評価につながりにくくなります。
見出しはh1からh2、h3の順番で使わないと評価が下がりますか
Googleは、見出しが意味的な順番で使われていなくてもGoogle検索にとっては問題ないと説明しています。ただし、順番どおりの見出しはスクリーンリーダーの利用者には役立つため、内容の階層に合わせて使うのがおすすめです。
キーワードのメタタグは設定したほうがよいですか
設定しなくても問題ありません。Googleは、Google検索ではキーワードのメタタグを利用していないと明言しています。
内部対策の効果はどれくらいで表れますか
変更の内容によって数時間で反映されるものもあれば、数か月かかるものもあります。Googleは、一般的に数週間待ってから効果を確認するよう勧めています。
構造化データを入れればリッチリザルトに表示されますか
必ず表示されるわけではありません。構造化データはページの内容を伝える手段の一つで、表示されるかどうかはGoogleが判断します。よくある質問のリッチリザルトのように、Google検索での表示が終了した機能もあります。

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